【行田市】埼玉県内初の発見! 7月11日からさきたま史跡の博物館で「皮袋形須恵器」が初公開されます。
埼玉古墳群で見つかった、埼玉県内初となる貴重な出土品が、いよいよ一般公開されます。

行田市埼玉にある「さきたま史跡の博物館」では、2026年7月11日(土)から企画展「令和8年度埼玉の考古おひろめ展―地中からのメッセージ―」を開催。その見どころの一つとして、特別史跡・埼玉古墳群の愛宕山古墳で発見された「皮袋形須恵器(かわぶくろがたすえき)」が初公開されます。

この皮袋形須恵器は、さきたま史跡の博物館が埼玉古墳群の保存・活用を目的に2021年度から進めている愛宕山古墳の発掘調査で出土したものです。2024年度の発掘調査で見つかった遺物を整理・復元した結果、埼玉県内で初めて確認された皮袋形須恵器であることが判明しました。

愛宕山古墳の皮袋形須恵器復元図(プレスリリース画像より)
今回の発見は、埼玉県内初の確認例というだけでなく、古墳からの確実な出土例としては関東地方で初めてとなる貴重な発見です。また、埼玉古墳群と西日本諸地域との交流を示す資料としても注目されています。

愛宕山古墳の皮袋形須恵器の正面(プレスリリース画像より)
皮袋形須恵器は、朝鮮半島から伝わった技術で作られた須恵器の一種で、革製の巾着袋のような形を表現した珍しい焼き物です。革の縫い目やひもまで粘土で表現されているのが特徴で、液体を入れる貯蔵用の器だったと考えられています。

愛宕山古墳の皮袋形須恵器の側面(プレスリリース画像より)
愛宕山古墳で見つかった皮袋形須恵器は右半分のみの出土ですが、復元すると高さ約30cm、幅約23cmほどの大きさになります。表面にはC字形のスタンプ文様が施されており、岡山県津山市の古墳から出土した皮袋形須恵器とよく似た特徴を持っているそうです。

桑山南4号墳の皮袋形須恵器(プレスリリース画像より)
企画展「令和8年度埼玉の考古おひろめ展―地中からのメッセージ―」の会期は7月11日(土)から8月30日(日)まで。開館時間は9時から17時(入館受付は16時30分まで)で、休館日は月曜日です。入館料は一般200円、高校生・学生100円、中学生以下と障害者手帳をお持ちの方(付添1名を含む)は無料です。

今回の企画展は埼玉県内で初めて確認された貴重な考古資料を実際に見られる貴重な機会です。歴史や考古学に興味がある方はもちろん、埼玉古墳群を訪れたことがある方にとっても、見どころの多い展示となりそうです。夏休みのお出かけ先の一つとして、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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