【加須市】城址は騎西城だけじゃないって知ってた? 上種足にある「種垂城跡」はのんびり一休みするのにオススメな緑の多い公園でした。
加須市内には騎西地域に「騎西城」があり、休日ともなると見物に訪れる人たちを多く見かけますが、同じ騎西地域にはもう一箇所「種垂城跡」という城址があるのをご存知でしょうか。今回はその「種垂城跡」を訪ねてみたのでご紹介します。
「種垂城跡」の場所は上種足で、県道38号加須鴻巣線沿いの「ゆで太郎 加須上種足店」がある交差点から稲穂通りに入って菖蒲方面へ進み、元ラーメン店だった建物の横の路地を入っていった所になります。
「種垂城跡」は「種垂城趾公園」という公園施設になっていました。正面入口には「種垂城趾」と彫られた碑が存在感を放っています。
城址とはいってもお城があった往時をしのばせる遺構は残っておらず、現地には緑豊かな公園のみが存在しています。
この種垂城はどんなお城だったのか気になりますよね。加須市教育委員会による解説看板が立てられていたので読んでみると、
- 約500年前の室町時代に城があった。
- お隣の久喜市菖蒲町にあった菖蒲城の支城だった説がある。
- 周辺の発掘調査で室町時代の陶磁器や漆椀などが出土している。
……とのことです。
「種垂城趾公園」は思った以上に敷地が広々としており、木陰が多いこともあって散策や休憩する場所としてなかなか良いスポットだと感じました。
ゆっくりくつろげる東屋があったり……
藤棚もあったりします。
以前ご紹介したお弁当屋さん「kitchen 151-A」も近くにあるので、お弁当を買ったらここで食べながら午後のひとときを過ごすなんていうのも悪くないと思いますよ。
上種足の「種垂城跡(種垂城址公園)」は人も少なく静かな環境で、1人の時間をのんびり過ごすには絶好の場所だと思いました。遺構こそ残っていないものの、この場所で種足の地名がかつて種垂と呼ばれていた時代に思いを馳せるのも良いのではないでしょうか。興味のある方はぜひ足を運んでみてください。
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