【羽生市】川俣から東京へと流れる葛西用水が「世界かんがい施設遺産」の国内候補に! 分水地点にある葛西親水公園にも行ってきました。

埼玉県

羽生市川俣を起点とし、埼玉県東部の12市町を流れる農業用水「葛西用水」が、「世界かんがい施設遺産」の国内候補に選ばれたことが分かりました。今後は国際的な審査を経て、結果が2026年10月に発表される予定です。

葛西用水

世界かんがい施設遺産は、かんがい技術を通じた世界の食料問題解決などに取り組む国際かんがい排水委員会(ICID)が認定する制度です。歴史的・技術的価値を持ち、現在も活用されている施設などが対象となっています。

葛西用水

葛西用水は江戸時代前期の1660年に完成したとされる農業用水です。かつては川俣で取水を行っていたそうですが、現在は行田市の利根大堰から続く埼玉用水路から羽生市川俣で分水(ここから葛西用水が始まる)する流路となっており、加須市や久喜市、春日部市、越谷市、八潮市などを経て東京都足立区へと流れています。また、見沼代用水や愛知県の明治用水と並び、「日本三大農業用水」の一つとして知られています。

埼玉県内ではこれまでに見沼代用水と備前渠用水路が世界かんがい施設遺産に登録されており、葛西用水が認定されれば県内3件目となります。

今回のニュースを受けて、葛西用水の起点(分水地点)にある葛西親水公園を訪れてみました。

葛西親水公園

かつて取水が行われていた場所の近くに整備された公園で、周囲には草木が生い茂り、落ち着いた雰囲気が広がっています。園内には広めの駐車場や公衆トイレ、芝生広場が整備されており、水辺には東屋も設置されていました。

葛西親水公園の東屋

公園のすぐ裏には利根川の土手があり、自由に上ることができます。近年は加須市や羽生市周辺でも土手へ立ち入りにくい場所が増えているため、気軽に景色を眺められるスポットは貴重に感じました。土手の上からは広々とした景色を楽しむことができ、のんびり散策するのにもぴったりです。

利根川土手からの眺め

葛西用水は300年以上にわたり地域の農業や暮らしを支えてきた大切な水路です。世界かんがい施設遺産への登録が実現すれば、その歴史や価値に改めて注目が集まりそうですね。身近にありながら意外と知られていない地域の資産を知るきっかけとして、時間のある時に葛西親水公園を訪れてみてはいかがでしょうか。

「葛西親水公園」はこちら↓

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