【行田市】こんなすごい古墳が工業団地の公園にあったとは! なんと「八幡山古墳」は石室を公開していて中へ自由に入れちゃう古墳なんです。
行田といえば古墳。さきたま古墳公園の埼玉古墳群を観光で訪れたことのある人はきっと多いと思います。でも、他にも面白い古墳は市内にまだまだ存在するんですよ。
藤原町の富士見工業団地にある「八幡山古墳」もそんな古墳の1基。
八幡山古墳は工場や住宅に囲まれた「八幡山公園」内にあります。
八幡山公園は遊具も設置されている児童公園のような場所。”町の公園”という表現がぴったりですね。
近づいてみるとかなり大きな横穴式石室がむき出しになった石舞台古墳であることがわかります。奈良県に有名な石舞台古墳がありますが、パンフレットの解説によるとこの八幡山古墳も「関東の石舞台」と呼ばれているそう。
石室の入口には鉄格子の扉があって普段は閉じられているのですが、土曜、日曜、祝日は石室公開日となっていて10時から16時まで中に入ることができます。(しかも無料)
石室入口はこんな感じ。「ご自由にお持ちください」とパンフレットが置いてありました。
チラシのようなものかな……と思いながらパンフレットを手に取ってみたのですが、質の良い厚手の用紙で作られた立派な小冊子でした。
パンフレットには昭和時代初期に石室が発見されたときのエピソードなど、当時の写真付きで解説されていて読み応えあり。これはぜひ手に入れて読んでいただきたいですね。
石室の真ん中の部屋は天井が低く、頭をぶつけないように気をつけてください。
一番奥の部屋は天井が高く、広々とした空間になっていました。
奥の部屋は最初真っ暗なので怖くて入るのをためらってしまいますが、センサーライトが設置されているから中に入った瞬間に明るくなります。なので安心して見学してくださいね。
貴重な体験ができる八幡山古墳はいかがでしたでしょうか。埼玉古墳群からは大体3kmほど離れているのですが、古墳見学に来たならこちらも押さえておきたいおすすめスポットです。ぜひ訪れてみてください。
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