【羽生市】歴史好きなら要チェック 羽生市立郷土資料館でパネル展「都鳥が見た古代ー埼玉県東部地区の奈良時代・平安時代ー」と常設展示の2つが同時開催中です
下羽生の羽生市立図書館に併設している羽生市立郷土資料館で、パネル展「都鳥が見た古代ー埼玉県東部地区の奈良時代・平安時代ー」と、常設展示の「羽生の文学と歴史」が同時開催中です。期間はどちらも2024年11月2日から12月1日までの1ヶ月間。
郷土資料館は図書館を入って左側。展示期間以外は閉まっている部屋なので、ここが郷土資料館だと知らなかった方もいらっしゃるのでは?
都鳥が見た古代ー埼玉県東部地区の奈良時代・平安時代ー
「都鳥が見た古代ー埼玉県東部地区の奈良時代・平安時代ー」は、埼玉県東部地区15市町(春日部市、越谷市、久喜市、八潮市、三郷市、蓮田市、幸手市、吉川市、白岡市、宮代町、杉戸町、松伏町、行田市、加須市、羽生市)からなる東部地区文化財担当者会という組織の40周年を記念して行われている展示会。
それぞれの自治体ごとにリレー形式でオリジナル要素を加えながら埼玉県東部地区の奈良時代や平安時代の考古資料を展示しており、この羽生市の展示では地域の地理的特性や所在する遺跡についての説明がありました。
会場で「ご自由にお持ち下さい」と配られていた小冊子は読み応えがありました。展示されていたパネルの内容をまとめている小冊子なのですが、家に帰ってから展示を思い出しながらゆっくり読めるのは嬉しいですね。
常設展示「羽生の文学と歴史」
同時開催している常設展示の方は、明治時代の羽生を舞台とした小説「田舎教師」と主人公のモデルとなった小林秀三、作者の田山花袋、羽生市三田ヶ谷出身の詩人・宮澤章二に関する資料を公開していました。
「田舎教師」はいままでちゃんと読んだことがなかったのですが、明治時代の人気ノベルで聖地が市内にたくさんあるんだな……と展示を見ながら考えていたら急に興味が湧いてきました。
2つの展示とも小規模ながら資料が充実していてなかなか見ごたえがありました。歴史好きならきっと満足できる内容だと思いますのでぜひ足を運んでみてください。
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