【行田市】燃え盛る炎に古代ロマンを感じる一日! 5月4日開催の「第40回さきたま火祭り」で神話の世界へ誘われてみませんか。

2025年5月4日(祝日)、さきたま古墳公園を舞台に第40回「さきたま火祭り」が盛大に開催されます。時間は午前10時から午後8時まで。主催はさきたま火祭り実行委員会事務局です。

さきたま火祭りポスター

このお祭りは、埼玉(さきたま)地区の住民が中心となり、火をシンボルとして古代への浪漫を掻き立てる、地域色豊かなイベントとして親しまれています。

さきたま火祭りの始まりは、昭和55年。国宝である金錯銘鉄剣がさきたま古墳公園のさきたま資料館に保存されることを記念して行われた「行田商工会議所古墳まつり商工祭」の一環なのだそう。

火祭り会場

祭りのメインイベントは、古事記に語られる天照大神の孫であるニニギノ命と、大山津見神の娘コノハナサクヤ姫の婚姻の神話をなぞらえた儀式です。

まずは、古式ゆかしい儀式として火おこしが行われます。延喜式神名帳にも名を連ねる古社「浅間神社(前玉神社)」で、古代の方法に則り丁寧に火がおこされ、この聖なる火が祭り全体で使用されます。

前玉神社(浅間神社)

その後、稲荷山古墳のお祭り広場に、ニニギノ命とコノハナサクヤ姫が登場します。古代の衣装をまとった男たちに担がれた輦台に乗り、燃え盛るたいまつの炎に導かれるその姿は、まさに神話の世界そのもの。荘厳な雰囲気にどなたもきっと息をのむはずです。

設営中の産屋

そして、祭りのクライマックスを迎えるのが、産屋への点火です。ニニギノ命とコノハナサクヤ姫の手によって、藁で造られた産屋に火が放たれます。炎は瞬く間に産屋全体を包み込み、紅蓮の炎が夜空を赤々と染め上げ、観客を幻想的な神話の世界へと引き込むでしょう。その迫力は圧巻の一言ですよ。

さらに、海幸彦と山幸彦の誕生を祝うかのように、稲荷山古墳の頂から御神火の列が降りてきます。オワケの臣を先頭に、数多くの従者が持つたいまつの炎が、まるで溶岩の流れのように一条の火の帯となって乱舞する様は、きっと古代のロマンを感じさせてくれるでしょう。

火祭りのイベント案内

もちろんメインイベント以外にも見どころや楽しい催し物も沢山用意されていますよ。

午前10時からは火祭り市場が開かれ、フリーマーケットや物産店、煙体験コーナー、地震体験車、行田自動車教習所、行田協立診療所などが出店します。

火祭り会場と丸墓山古墳

また、一日を通してステージイベントも盛りだくさん。よさこいソーラン、ダンス、ヒップホップダンス、ささら獅子舞、おはやし、詩吟、フラダンス、太極拳、アフリカ音楽、ライブ、フィットネスダンス、鳥居みゆきさんのトークショー、神楽など、多彩なパフォーマンスが繰り広げられます。

古代の息吹を感じ、燃え盛る炎に心を奪われるさきたま火祭り。今からとても楽しみですね。きっと忘れられない思い出作りができるイベントなので、5月4日はさきたま火祭り会場へ足を運んでみてください。

会場の「さきたま古墳公園(埼玉古墳群)」はこちら↓

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