【加須市】市の指定文化財・千手観音坐像の年に1度の御開帳。北大桑にある古刹・円満寺の伝統行事「千手観世音大祭」が2月16日に開催されます。
大利根地域の北大桑にある円満寺で恒例行事となっている「千手観世音大祭」が2025年2月16日に開催されます。開催時間は10:00から15:30まで。
この大祭では、市の指定文化財「千手観音坐像」が御開帳されるほか、「白馬くぐり」「開運種まき式」などの行事が行われます。
■ 千手観音坐像御開帳
市の文化財に指定されている円満寺の千手観音像は木造の坐像で、十一面四十二臂(11のお顔と42本の手)を持つ千手観音像の代表的なお姿をしています。
過去には秘仏として33年に1度しかご開帳しなかったそうですが、近年ではこの大祭の日に毎年お姿を拝むことができるようになったとのことです。
■ 白馬くぐり
健やかに成長することを願って木で作られた白馬の下を子どもにくぐらせる行事です。元々は子どもの麻疹(はしか)除けを願って行う儀式だったそうですよ。
■ 開運種まき式
交通安全、家内安全、商売繁盛、五穀豊穣などを祈願して袴姿の福男が豆を撒きます。種まき式という名称は「福の種をまく」を由来としているそうです。
加須市の公式Facebookページには過去に開催された時の様子を収めた動画がありました。
普段は静かで落ち着いた雰囲気の境内がこの日ばかりは賑わいを見せ、地域の歴史を感じさせるようなとてもいいお祭りですね。地域の伝統的な行事に興味がある人はぜひ足を運んでみてください。
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