【行田市】絶滅危惧植物の群生地が市内にあることを知ってました? 南河原地区馬見塚の「キタミソウ自生地」がどんな場所なのか訪れてみました。
キタミソウという植物をご存知ですか? キタミソウはゴマノハグサ科に属する多年草で、本州では埼玉県東部を中心とした北関東だけで見られる絶滅危惧種の植物なんです。
そんなキタミソウの自生地が南河原地区の馬見塚にあるという情報を入手し、現地はどのような感じになっているのか早速見学しに行ってきました。
キタミソウ自生地は国道125号バイパスの行田総合公園から交差点を利根川方向に曲がり、星川にたどり着いたら川沿いの西善院というお寺を目指せば到着します。
すぐ近くには馬見塚橋(まみづかばし)という石橋があります。
この橋は高欄全体が波型で、束柱側面には縞模様、高欄単部には渦巻き模様の意匠が施されているユニークなデザインが特徴。土木学会から日本の近代土木遺産に選定されている貴重な石橋なので、キタミソウ自生地見学に来たらこちらも見ておくといいですよ。
キタミソウ自生地には駐車場が完備されているから安心して自動車で訪れることができます。
現地にはキタミソウについて解説している案内看板がいくつも立てられており、どのような植物なのかしっかり学ぶことができますよ。
ちょっと驚いたのは自生地内に立ち入ることができること。絶滅危惧種だから離れた場所からしか見学できないと思っていただけに意外でした。
一面にびっしりと生えている風景をイメージしていたのですがちょっと違っていましたね。どれがキタミソウなのか分かりませんでした。近くにいた人に教えてもらったのですが、群生地とはいっても小さな植物であるため地面に目を凝らしてよく探さないと見つからないそうです。
市報ぎょうだ令和7年1月号によると、2024年12月1日にキタミソウ観察会があったようです。確実にキタミソウを見るにはきっとこのような機会を利用するほうがいいのかもしれませんね。次回のキタミソウ観察会の情報が入手できたらお伝えしますので楽しみにしていてください。
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