【行田市】藍色で描かれるノスタルジックな街並みの魅力にハマりそう。「ニシカワトオル作品展」が9月5日から八幡神社裏のkate&soiで開催中です。
行田八幡神社裏にあるシェアキッチン「kate & soi(カテソイ)」のギャラリースペースで、現在「モノクロな風景画 〜藍色で彩る路地ノスタルジー〜 ニシカワトオル作品展」が開かれています。会期は2025年9月15日(月・祝)まで。時間は11時から18時まで(最終日は15時まで)で、入場は自由。カフェの利用をしなくても気軽に立ち寄れます。
早速カテソイを訪れ、この展示会を鑑賞してきました。会場には、画家のニシカワトオルさんが藍色の筆ペン一本で描いたという路地や建物、旅先の何気ない風景がずらり。どこか懐かしく、見慣れた行田の景色を描いた作品もあって、思わず見入ってしまいました。
当日はカテソイのオーナー・菅井さんと、作家のニシカワトオルさんのお二人にお話を伺うこともできました。菅井さんは「展示を通じて、地域の方に気軽にアートを楽しんでほしい」と話し、ニシカワさんは「藍色でしか表せない路地の表情を、後世に残したい」と制作への想いを語ってくれました。
ニシカワさんは加須市生まれで、羽生・行田・深谷・銀座など各地で展示を重ねてきた画家。ほぼ藍色だけで仕上げながらも、花や看板などに差し色を施し、写真では伝わらない情緒を描き出しています。
展示されている作品の多くは購入することが可能。デスクや棚に飾りやすく、買い求めやすい価格のポストカードサイズ作品も販売されていました。
「kate & soi」は日替わりで異なる出店者がカフェメニューを提供するシェアキッチン。この日は市内の農家さんが営む「831」がランチを担当。自家製の新鮮野菜をふんだんに使った料理に舌鼓を打ちながら作品を鑑賞したり、ニシカワさんの解説を聞きながら作品を楽しんだりと、来場者は思い思いの時間を過ごしていました。コーヒーやスイーツと共に、アートに触れる贅沢なひとときが味わえるのも魅力です。
秋のまちあるきや神社参拝のついでに立ち寄れる身近なアートスポット。ぜひこの機会に、藍色に彩られた路地のノスタルジーを体感してみてはいかがでしょうか。
会場の「kate&soi(カテソイ)」はこちら↓