【行田市】行田の片隅で出会った「真名板薬師堂」と「真名板高山古墳」に感動。見どころが多くて充実した時間を過ごせるスポットでした。

今回は「真名板薬師堂」と、その境内にある「真名板高山古墳」をご紹介します。こちらの仏閣は古代蓮の里へ取材に行くときのルート上にあり、いつも前の道を通るたびに気になっていたスポット。調べてみたらかなり見どころが多いそうなので、立ち寄って見学してみました。

真名板薬師堂山門

真名板薬師堂があるのは、加須市や羽生市との市境にある真名板地域。県道128号線の真名板交差点から鴻巣羽生線を外田ケ谷方面に進んですぐの場所です。

真名板薬師堂参道

境内には行田市指定文化財「真名板薬師堂の公孫樹(イチョウ)」が見事な枝ぶりを誇っています。

真名板薬師堂の公孫樹(イチョウ)

樹齢700年とも言われている巨木の姿は圧巻ですよ。

真名板薬師堂の公孫樹(イチョウ)の解説看板

江戸時代から明治時代にかけて力比べに使われていたという「力石」も丁寧に安置されていました。

真名板薬師堂の力石

こちらも行田市指定文化財となる「板石塔婆」。

真名板薬師堂の板石塔婆

この板石塔婆は、サイズが高さ3.51m、幅87cm、厚さ13.7cmもあるそうで、行田市内にあるものとしては一番大きな板石塔婆なのだそう。鎌倉時代に作られているという貴重なものです。

真名板薬師堂の板石塔婆の解説看板

楼門をくぐって進んだ先にあるのが「真名板薬師堂」。江戸時代までこの地には真言宗寺院の花蔵院(けぞういん)があったらしいのですが、明治初期に廃寺となってしまい、この薬師堂だけが残ったそうです。

こちらには県指定有形文化財「銅造伝薬師如来立像」が安置されているのですが、通常時は非公開で、1月1日と4月2日から8日までの間にある日曜だけ御開帳されるとのこと。ぜひ公開日に合わせて拝観しに行ってみたいものです。

真名板薬師堂

そして境内の奥にある小高い丘のようなものが「真名板高山古墳」。

真名板高山古墳

解説板によると、6世紀頃に作られたと推測される古墳で、調査の結果、全長約200m、全幅約127m、墳丘長約127m、墳丘高は約9~10mと推定されている大型の前方後円墳らしいです。

真名板高山古墳の解説看板

墳丘に登ってみましたが、かなり木が生い茂っており、山道を歩いている感覚になりました。

真名板高山古墳の墳頂その1

真名板高山古墳の墳頂その2

古くから伝わる文化財や古墳が静かにたたずむ真名板薬師堂は、まさに歴史好きにはたまらないスポットです。興味が湧いた方は、ぜひご自身の目で確かめに訪れてみてください。

「真名板薬師堂」と「真名板高山古墳」はこちら↓

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