【行田市】見逃していませんか? 埼玉古墳群を訪れたら内部に展示館があるユニークな前方後円墳「将軍山古墳」も見学しないともったいないですよ。
埼玉古墳群(さきたま古墳公園)を何度か訪れたことがある人でも、「将軍山古墳展示館」の存在に気が付かなかったという方は意外と多いのではないでしょうか?
将軍山古墳は埼玉古墳群の端に位置しているし、遠目にも古墳しか見えないので、少し離れた場所から眺めて「古墳群はここまでなんだよな」と引き返してしまうのはありがちです。
しかし、埼玉古墳群の敷地を出てから将軍山古墳の裏側に回り込んで進んでいくと……。
古墳の横がコンクリート作りの建物になっています。ここが将軍山古墳展示館。前方後円墳の円墳部分内部を展示館にしてしまったユニークな施設です。
なぜ、将軍山古墳がこのような姿になっているのかというと、1894年に発掘されて以降、墳丘が大規模に崩れてしまったことがあったそうで、墳丘を復原する際に展示館を内包・設置させたからなんですって。
館内には将軍山古墳から出土した馬具(複製品)を装着した兵馬の模型や……。
(馬具の実物は同じさきたま古墳公園内にある「さきたま史跡の博物館」に展示されているそうです。)
横穴式石室に埋葬された遺体の様子を実物大で復原したものが展示されていました。
(ちなみに受付でお尋ねしたら、館内はフラッシュを使用しなければ撮影OKとのことでした。)
他にも将軍山古墳の実際の地層を剥ぎ取ってパネルにしたものなども展示されていて、小規模施設ながらなかなか楽しめましたよ。
入館料は一般200円、高校生・学生100円となっていますが、これはさきたま史跡の博物館と共通なので一度支払えば両方の見学をすることが可能です。
これを知らずにさきたま史跡の博物館だけ見学して帰っちゃうのはもったいないですよ。ぜひ将軍山古墳展示館も忘れずに見学していってくださいね。
「将軍山古墳展示館」はこちら↓