【羽生市】新生児のいるご家族は注目!羽生駅北側近くの「浅間神社」で毎年恒例になっている行事「初山祭」が近づいてきました。
毎年6月30日と7月1日の両日に羽生駅北側近くの「浅間神社」で行われている新生児の参拝行事「初山祭」が今年(2024年)も近づいてきました。
初山祭は、富士山が山開きとなる7月1日もしくはその前日に、生後初めてこの日を迎える新生児が健やかに育つことを願って浅間神社に参拝する行事のことです。
羽生にある浅間神社も富士山の浅間大神の分体をお祀りする神社なので、7月1日の山開きの日(と宵の6月30日)に他の浅間神社同様、初山祭が行われているんですね。
当日の参拝の仕方は、新生児を連れて鳥居をくぐり、初穂料3,000円を納めて受付を行います。
受付を済ませたら、新生児の額に初山印という判子を押してもらい、無病息災を祈る神事を行います。
神事が終わったら記念撮影をし、赤ちゃんが夏を無事に過ごせるよう、また内輪(ウチワ)もめのない円満な家庭になることを願う団扇を境内で買い求めます。
団扇を買い求めたら、登ってきた正面の階段ではなく、東側にある階段からしたへと降りれば参拝終了です。
ところで、ここまで写真をご覧になって、周囲の土地は平坦なのに浅間神社の所だけ不自然な感じで丘のように高くなっていることに気づきましたか?
実はこの社殿が建つ場所は「毘沙門山古墳」という前方後円墳なんです。高さ5mほどですが社殿からの眺めはなかなかいいですよ。
方墳部と円墳部が繋がる中間辺りの場所には、羽生に縁のある剣豪・小澤愛次郎翁の像が建っています。
明治から昭和初期にかけての偉人で、剣道の名門・羽生興武館の初代館長。鏡心明智流、直心影流、北辰一刀流のそれぞれを皆伝されたというすごい人物らしいです。
毘沙門山古墳の後円墳部の下には毘沙門堂が建っています。
由緒縁起の略記を読むと、この場所は浅間神社や毘沙門堂以外にもいろいろな神社が合祀されていることが分かりました。
初山祭の紹介で始まりましたが、歴史好きにとってもなかなか興味深い場所でした。気になった方は一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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